1961-12-22 第40回国会 衆議院 本会議 第3号
そこで、財政の健全化と弾力性、これについて具体的にいかなる方法を政府に国民が要望するかと申しますならば、来年度において税の自然増収がかりに四千八百億円ないし五千億円と見積もられますならば、そのうち一千億円ないし一千五百億円は歳出の当然増に向ける、あとの三千五百億円ないし四千億円は、その半分を、災害復旧を初めといたしまして、道路、港湾、運輸等公共投資に振り向けて、将来日本経済の発展の基礎固めをする、あとの
そこで、財政の健全化と弾力性、これについて具体的にいかなる方法を政府に国民が要望するかと申しますならば、来年度において税の自然増収がかりに四千八百億円ないし五千億円と見積もられますならば、そのうち一千億円ないし一千五百億円は歳出の当然増に向ける、あとの三千五百億円ないし四千億円は、その半分を、災害復旧を初めといたしまして、道路、港湾、運輸等公共投資に振り向けて、将来日本経済の発展の基礎固めをする、あとの
よってこの際、四国各県及び和歌山県を一丸とする画期的防災対策を強力に推進すると共に、交通運輸等公共諸施設の整備充実を図り、更に進んで未利用資源の積極的開発、産業基盤の培養強化に努め、以て経済の助長発展を期することこそ、ひとり本地方民生の安定、福祉の増進を図る所以たるのみならず、国土総合開発の大局的見地において、刻下喫緊の急務であり、国の建設的施策に俟つところ極めて大なるものがあるといわねばならない。
よってこの際、四国各県及び和歌山県を一丸とする画期的防災対策を強力に推進するとともに、交通、運輸等公共諸施設の整備充実を図り、さらに進んで未利用資源の積極的開発、産業基盤の培養強化に努め、もって経済の助長発展を期することこそ、ひとり本地方民生の安定、福祉の増進を図るゆえんたるのみならず、国土総合開発の大局的見地において、刻下喫緊の急務であり、国の建設的施策にまつところきわめて大なるものがあるといわねばならない
よってこの際、まず、画期的防災対策を確立し、さらに進んで未利用資源の開発、交通、運輸等公共諸施設の整備を図り、産業基盤の培養強化に努め、もって民生の安定向上と産業経済の助長振興を期することこそ刻下の喫緊事であるといわねばならない。